□ 今(居間)の家 □
□ 概要 □
所在地−−−菊池郡七城町
用途−−−−専用住宅 4LDK 夫婦+子供1人
規模−−−−木造在来工法(次世代省エネ) 地上2階
軒高−−−−6,407mm 最高の高さ−−8,003mm
敷地面積−−330.05u(99.84坪)
建築面積−−112.14u( 建ペイ率33.97% )
延べ面積−−160.00u( 容積率48.47% )
仕上げ−−−外壁/サイディングの上ジョリパット塗り 屋根/洋瓦葺き一部鋼板横葺き
設計期間 2000/08〜2001/02
工事期間 2000/11〜2001/02
□ 趣旨 □
この住宅は、リビング(居間)のあり方について、施主と打ち合わせを繰り返した建物である。
当初、施主側の希望ではリビングは、『すべてがフローリングで』というものであった。これを聞いたとき、ではなぜフローリングにしたいのですかと確認してみると、そこに食卓テーブルを置き、ソファーを置いて...利用したいとの返答だった。そして、そのリビングの横には、和室(続き間として利用可能なもの)がほしいとの要望もあった。
この2つの要望から本当にリビング(居間)として利用されるのは、和室の方ではないかと考え、『和室の方をリビングの中心に考えた方がいいのではないのでしょうか』と施主の方に提案した。食卓テーブルを購入したとしても、利用ぜずたたみの上のちゃぶ台で食事をとるといった光景が頭に浮かんだのである。そうなれば、広いフローリングのリビングは無駄であり、逆にほどよいスペースのたたみの間を造った方が効果的であり、心地よい環境となり得るはずである。ローコスト住宅という言葉が飛び交っているが、本来のローコストというのは単純に材料をケチるのではなく、こういったスペースの無駄、生活のスタイルを考えることから始まるものだと考えます。
リビング(居間)とは家族がくつろぎ、自然と集う場所であるため、自分たちの生活スタイルを今こそ見つめ直し、自分たちのための住まいづくりを考えるべきなのではないでしょうか。
洋スペースから和スペースをみる
段差のみで区切られた洋スペースより、和スペースを見たところです。
畳の広さとしては、6畳強の広さを確保しているが、家族が集い話をしたり、食事をとったり、ごろっと寝転がりテレビを見たり、このスペースで全てを完結できる。
こうして考えてみると、古民家でよく見られる田の字形プランは、本当に理にかなった日本の伝統住宅だということを再認識させられる。
和スペースから洋スペースをみる
段差で仕切られているため、その段に腰掛けてみたり、ソファーに腰掛けリラックスしたり、突然のお客さんの時は、ロールブラインドで目隠し!といった具合に、この『和のスペース』と『洋のスペース』を一つのリビング(居間)として、臨機応変に使い分ける。いや最初から使えるように考える。これが今(居間)からの住まいづくりではないでしょうか。
外観
あったかい雰囲気を表現するために、外壁はざっくりとした質感の塗装材料を選択した。写真では分かりづらいが、丁寧に小手によりざっくり感が表現されている。